ルクセンブルクのクリスマスマーケット
私が個人的におすすめしたいのは、11月24日から1月7日まで開催されるクリスマスマーケットです。市街地の4つの広場でそれぞれ異なる雰囲気のマーケットが楽しめます。
この記事では、その4つのマーケットの見どころやグルメ、アクセス方法などをご紹介します。
クリスマスマーケット① ギヨム2世広場(Place Guillaume II)
ギヨム2世広場は、市庁舎や観光情報センター、ホテルが立ち並ぶ中心地です。クリスマスマーケットの期間中には特に賑わいます。
通常、この時期は、アイススケートリンクが設置され、多くの人ます。しかし、昨年はアイススケートリンクが設置されず、寂しさを感じました。
これは以前の話ですが、今年のクリススでは復活することを願い書いておきます。
アイススケートリンクの隣に2階建てのパブやテラス席がありました。ここでは、心地よい雰囲気の中で食事を楽しむことができ、とても人気の場所でした。市庁舎前には、サンタクロースへの手紙箱が設置され、多くの人が利用していました。
次に、ギヨム広場からわずか数分距離にあるダルム広場についても触れてみましょう。
ルクセンブルクでは、サンタクロースをサン・ニコラと呼び、この地域独自の文化として親しまれています。サン・ニコラはフランスのロレーヌ地方にお墓があることから、この名前で呼ばれているようです。
クリスマスマーケット② ダルム広場(Place d’Armes)
ギヨム広場に近いダルム広場は、クリスマスには別格の魅力があります。そこでは、壮大なクリスマスツリーが来訪者を暖かく迎え入れます。
大きなクリスマスツリーと音楽の饗宴
この広場では、クリスマスツリーを見ながら生演奏と共に食事が楽しめます。さらに、様々な食べ物や飲み物が屋台で提供されています。また、珍しいクリスマスグッズも手に入ります。見て回るだけでなく、ここでの体験は訪れる全ての人に喜びをもたらしてくれます。
インスタ映えのスポット
ダルム広場は記念撮影や「インスタ映え」でよく知られています。11月24日からのクリスマスマーケットも人気です。2023年の初日は13時25分ごろから降り出した雨で、人出は少なめでした。ですが、クリスマスツリーが灯る頃には、雨も止み仕事帰りの賑わいが増します。
交流の場
ダルム広場のマーケットは、異文化交流の舞台です。英国の夫婦との会話が、忘れられない記憶に。クリスマスツリーや生演奏、屋台が魅力を放ち、訪問者に特別な体験を提供します。友達や家族との素敵な時間にぴったりです。
ダルム広場のクリスマスマーケットの屋台
人気の高い屋台は、やはり食べ物と美味しい飲み物が手に入るお店。私は毎年このお店でポテトパンケーキを買っています。
今年の値上がりには驚きました。昨年4Euroが今年は7Euro。全ての値段が高騰しているようです。
Kartoffelpuffer
ダルム広場のクリスマスマーケットでは、ポテトパンケーキの屋台が人気です。私も毎年この美味しさに魅了されています。ところが、価格が4ユーロから7ユーロに上がり、少し驚きました。
これは、ドイツやフランス、ルクセンブルグで愛されており、寒い空の下で食べると格別です。日本人には1枚でも満足かもしれませんが、地元の人は3枚を平気で食べています。ちょっと驚きでした・・・
クリスマスの定番、温かい飲み物と冬でも冷たい飲み物
ヨーロッパの冬に欠かせない温かい飲み物。それは、香り高く体を温めてくれる冬の定番。今年は冬なのに、夏の定番の冷たい飲み物も試してみました。
当たり前な話?特に冬の屋外では、温かい飲み物がお勧めです。
気に入ったグラスは、持ち帰ることもできます。今年は、この2脚がコレクションに加わりました。
ヨーロッパでは、空きビンや缶、グラスにデポジット(預かり金)システムがあります。クリスマスマーケットで飲み物を買う際、グラスの代金も支払いますが、グラスを返せばその代金は戻ってきます。上記のお店では、赤いバッチとともにグラスを返すと、預けた代金が返されます。
スーパーでペットボトル飲料を買うときも、商品代に加えてボトル代を支払います。このボトルを返却すれば、デポジットの代金が戻ります。
クリスマスマーケット③ 憲法広場(Place de la Constitution)
憲法広場では、家族連れにぴったりの移動式遊園地が開催されます。観覧車やミニトレイン、トランポリンなど、子ども向けのアトラクションが盛りだくさん。さらに、観覧車からはルクセンブルグの景色が楽しめます。また、カップルにもおすすめで、特別な体験が待っています。
憲法広場入口の目印
憲法広場の入り口には、誰も迷わないように、大きな目印があります。大きな観覧車やクリスマスツリー、雪だるまがが、訪れる人々を歓迎しています。
ビニールのアヒルすくい
日本の金魚すくいに相当する、アヒルすくいがこちらでは親しまれています。もちろん、アヒルはビニール製のおもちゃで、安全に楽しむことができます。
子ども向けアトラクション
機関車
カラフルな機関車は、小さなお子さんにとても人気があります。小雨の中でも列ができるほどです。
バンジートランポリン
バンジートランポリンは、子どもたちが自分の力でジャンプを楽しめます。また、高さは子どもによって異なり、それぞれが楽しむことができます。
憲法広場の店舗
憲法広場では、定番の商品から変わったものまで販売されています。
お菓子のお店
ドイツのシュネーバレン(雪の玉)などのお菓子も見つけることができます。
これは、超固いお菓子で、好みがはっきりと分かれているようです。
Raclette
ラクレットは、溶かしたチーズをジャガイモやパールオニオン、ピクルスと絡めて食べるスイスの郷土料理です。
見た目以上のボリュームがあります。ヨーロッパ全域で広がっているこの料理は、家庭でも楽しむことができます。
ストリートマーケット ヴィルヘルム広場(Place Wilhelm)
ヴィルヘルム広場で開催されるブラッドリー市場。ブランドショップが大売り出しを行い、目玉商品を探せるかも。健康製品や香辛料、美術品など多彩な品揃え。この市場は1日限りで、朝早くから人々が集まります。
公共の交通手段は無料
クリスマスマーケットへは、公共交通がおすすめです。なお、2020年2月29日以降、ルクセンブルグのバス・電車・トラムは基本無料。ただし、電車の1等席は除きます。車でのアクセスも可能ですが、駐車場は混雑が予想されます。是非、公共交通機関をご利用ください。
ルクセンブルグ駅からクリスマスマーケットへ
ルクセンブルグ駅からクリスマスマーケットへはトラムで簡単。駅からトラム乗り場まで徒歩1分、トラムは5分おきに到着するので安心です。速度は速くないですが、混雑せず快適に到着できます。
駅周辺おすすめの駐車場
車を利用の場合は、ルクセンブルク駅の隣にある駐車場が便利です。
車を駐車した後は、トラムをご利用ください。
Lux Expo からクリスマスマーケットへ
Lux Expo近くが便利な方、そちらにも駐車場があります。そこからクリスマスマーケットへの行き方を紹介しますので、参考にしてください。
Luxexpo, Kirchbergはトラムの始発駅です。Centre, Hamiliusで下車してください。クリスマスマーケットに行けます。トラムのドアは、中央の丸いボタンを押すと開きます。万が一、到着してドアが閉じている場合は、ボタンを押してください。
Auchan Kirchberg🛒:
Luxexpoの駐車場が満車の場合は、こちらをご利用ください。(平日は3時間無料)
トラム停車駅
現在、トラムの運行期間は下記区間となっています。
トラム運行時間 月曜日~金曜日
始発: “Luxexpo”: 4h22
始発: “Lycée Bouneweg” : 04h53
終電: “Luxexpo” : 0h05
終電: “Lycée Bouneweg”: 00:39
トラムは5:45-20:00までの時間帯は、5分間隔で運行しています。またそれ以外の時間帯は8分―15分間隔での運行となります。
トラム運行時間 土曜日
始発: “Luxexpo”: 4h22
始発: “Lycée Bouneweg” : 04h54
終電: “Luxexpo” : 0h05
終電: “Lycée Bouneweg”: 00:40
Sunday and holidays
始発: “Luxexpo”: 05:05
始発: “Lycée Bouneweg”: 05:37
終電: “Luxexpo” : 0h05
終電: “Lycée Bouneweg”: 00:40
ルクセンブルクの公共交通機関の時刻表は、ルクセンブルク公共交通局サイトMobilteitをご覧ください。
まとめ
ルクセンブルクの冬の魅力は、その美しいクリスマスマーケットにあります。
11月24日から1月7日まで、市街地の4つの広場では、それぞれ異なる雰囲気のクリスマスマーケットが開催されます。ギヨム2世広場、ダルム広場、憲法広場、そしてヴィルヘルム広場では、アイススケート、壮大なクリスマスツリー、移動式遊園地、ブランドショップの大売り出しなど、多彩な魅力が訪れる人々を待っています。
公共交通機関の利用が便利で、特に2020年2月29日以降はバス・電車・トラムが基本無料となっています。ルクセンブルクでの冬の魅力を存分に満喫しましょう。
ルクセンブルクの見逃せない年間行事・イベント2024ではルクセンブルクの行事・イベントを月ごとにまとめていますので、是非ご参照ください。